(基隆中央社)北部・基隆市の基隆港に7日、新型コロナウイルスの流行後初めての国際クルーズ船が寄港した。同港の運営会社は、今年延べ72隻が同港に停泊し、28万人以上の観光客が訪れるとし、基隆、台北、新北の北部3市にもたらす経済効果は10億台湾元(約44億4500万円)に達するとの見込みを示した。
同港に国際クルーズ船が寄港するのは2020年2月6日以来、約3年ぶり。この日は記念式典が開かれ、謝国樑(しゃこくりょう)基隆市長は、市政府は港周辺での観光資源整備に努力すると語り、乗客には基隆にとどまってもらいたいと期待を寄せた。
交通部(交通省)の祁文中常務次長は、新型コロナ流行期間中に港内のしゅんせつを行い、より大型のクルーズ船が停泊できるようになったと強調。また入国審査設備を更新し、短時間で審査手続きを終え、基隆市内観光が楽しめるようになったとアピールした。