(屏東中央社)南部・屏東県でインドナツメの収穫時期を迎えている。近年は対日輸出を強化しており、関係者は、今年はおよそ8~10回にわたり日本に出荷できると見込んでいる。
屏東県北部の高樹郷では10日、インドナツメ1.25トンが日本に出荷されるのを前に、潘孟安(はんもうあん)県長らが出席した記者会見が行われた。県農業処によると、県内のインドナツメの栽培面積は557ヘクタールで、生産量は全国2位を誇る。昨年は11.7トンが日本に輸出され、大きな反響があったという。
日本への輸出時には、果実の中心温度を14日間1.2度に維持する低温処理を施すなど、厳格な品質管理をした上で出荷される。関係者は「日本への輸出が順調なら、インドナツメの輸出販売は問題ない」と海外輸出の拡大に期待を寄せた。
潘氏は、昨年は257トンが海外に輸出され、輸出額は1900万台湾元(約7900万円)に上ると説明。屏東の良質なフルーツが外国で好まれていることの表れだと高品質さをアピールした。