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新北市の男性がハンタウイルスに感染 台湾で今年2例目 ネズミ保有のウイルス

ハンタウイルスの電子顕微鏡写真=ウィキメディア・コモンズより
ハンタウイルスの電子顕微鏡写真=ウィキメディア・コモンズより

(台北中央社)衛生福利部(保健省)疾病管制署は2日、北部・新北市在住の70代の男性がハンタウイルスに感染したと明らかにした。ハンタウイルスはネズミなどのげっ歯類が保有するウイルスで、台湾でヒトへの感染が確認されたのは今年に入って2例目。同署は、症例数は過去4年間の同時期と同程度だとしている。

今年1月には、ハンタウイルスに感染した台北市の70代男性が、発症から8日で死亡した。台湾でハンタウイルスによるヒトの死亡が確認されたのは2000年以来。男性の自宅周辺で捕獲された2匹のネズミから、ハンタウイルスの陽性反応が確認された。

同署の曽淑慧報道官によると、新北市の男性患者は糖尿病などの慢性疾患の持病があり、3月中旬から発熱や悪寒、喉の痛み、全身の筋肉痛、尿の減少、下痢、食欲不振といった症状が現れた。救急外来を受診し、検査の結果、感染が確認された。

患者は治療を受け、3月末に退院した。ネズミとの接触歴はない他、自宅周辺でもネズミは捕獲されておらず、感染源は調査中だという。

石崇良(せきすうりょう)衛生福利部長(保健相)は2日、報道陣の取材に対し、現時点でハンタウイルスの流行が拡大している状況は見られないため、安心してほしいと述べた。一方で、ネズミはハンタウイルスだけでなく食品の安全などの問題にも関係するため、政府と地方自治体が協力してネズミ問題を適切に抑制する必要があるとの見方を示した。

(沈佩瑤/編集:田中宏樹)

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