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日本の「降伏文書」調印式の写真、清華大文物館に寄贈/台湾

2025/09/03 14:19
清華大学捷英文物館に文物を寄贈した方聖平・同大中国語学科元教授(右から2人目)、同大教養教育センターの谷川雅夫客員教授(右端)ら。右から3人目は同大の呂平江副学長=9月2日、新竹市(同大提供)
清華大学捷英文物館に文物を寄贈した方聖平・同大中国語学科元教授(右から2人目)、同大教養教育センターの谷川雅夫客員教授(右端)ら。右から3人目は同大の呂平江副学長=9月2日、新竹市(同大提供)

(新竹中央社)1945年9月2日に米戦艦上で行われた日本の降伏文書調印式を撮影した写真が、調印から80年たった2日、清華大学捷英文物館(北部・新竹市)に寄贈された。寄贈者の一人である方聖平・同大中国語学科元教授は、寄贈によってこの写真を見てもらえるようにし、皆で80年前の歴史的勝利の時を祝えればと話した。

この日、寄贈式が同館で開かれた。

写真は方元教授と同大哲学研究所の楊儒賓特別教授夫妻が共同で寄贈した。中華民国の代表として出席した徐永昌政府軍司令部部長が降伏文書に署名する姿や、連合国軍総司令官のマッカーサーがあいさつする光景を記録した20枚が同館に贈られた。

また、物理学者の湯川秀樹と「京都学派」に関連する文物68点が同大教養教育センターの谷川雅夫客員教授から寄贈された他、王震夷さん、林恒沂さん、林春沂さんの家族が残した戦後の文献や日本語の手記も同館に収蔵された。

同大の呂平江副校長(副学長)は寄贈者に感謝状を手渡し、これらのコレクションは家族と個人の貴重な記憶であるだけでなく、清華大と台湾社会にとっても共通の財産だとあいさつした。

捷英文物館には明や清の時代以降の漢字圏の歴史的資料4000点近くが収蔵されている。館名は、建物を寄贈した同大名誉博士で台湾積体電路製造(TSMC)文教基金会の曽繁城董事長(会長)の両親の名前に由来している。

(魯鋼駿/編集:名切千絵)

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