(東京中央社)東京・新宿の京王百貨店新宿店で21日、台湾のグルメや雑貨などを集めた「台湾フェア」が始まった。昨年に続く2度目の開催で、26日までマンゴーかき氷やルーロー飯(滷肉飯)、台湾風唐揚げのジーパイ(鶏排)などに舌鼓が打てる。
出展ブース数は昨年の20余りからおよそ40に増えた。台湾セブン-イレブン(統一超商)のキャラクター「OPENちゃん」が毎日会場に登場する他、23日には邪気を払い福を呼び込むとされる獅子舞のパフォーマンスが行われる。
オープニングセレモニーで鈴木俊之店長は、昨年の台湾フェアが好評だったとし、今年は出展数や取扱商品も大幅に増えたと紹介。今後も引き続き開催し、同百貨店の特色ある催しの一つにしたいと語った。
台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の周学佑(しゅうがくゆう)副代表は、日本の人々に台湾の文化を感じてもらい、台日交流を深め、台湾の魅力を発見してほしいとあいさつした。
台湾フェアの開催実現に取り組んだ雅茗天地グループの林太一さんは、昨年は6日間で4400万円超の売り上げがあったと説明。今年は「ハニー・オブ・ザ・イヤー」の海外産部門で最優秀賞に輝いた「東亜園」の蜂蜜「HONEY ViVa 竜眼」、北部・基隆夜市で有名な「栄養サンドイッチ」など台湾を代表するブランドを招いたと語った。
またルーロー飯には台湾米を使用しているとし、日本の消費者に香りと食感を味わってもらい、台湾の良質なコメの価値を知ってほしいと期待を寄せた。
南部・嘉義で肉まんや中華菓子を販売し、今回初出店した「阿潘肉包」の潘美玲さんは、日本の食材を使ったカレーパイを制作。カレーパンとは違ったおいしさを味わってもらいたいと意気込んだ。



