(台北中央社)南部・台南市は20日、大分県別府市、同県宇佐市の3市間で観光交流協定書を締結した。黄偉哲(こういてつ)台南市長と長野恭紘別府市長、後藤竜也宇佐市長が台南市政府庁舎で協定書に署名した。3市間で観光発展と交流を促進する狙いがある。
黄市長は、別府市とは温泉、宇佐市とは宗教文化という共通点があることに触れ、3市間では多くの類似点があり、観光交流の推進に適していると言及。協定書の締結で、観光資源を相互に結びつけ、互いに理解し、長く友情を育んでいけるよう期待を寄せた。
長野市長は、別府市と台南市には多くの共通点があるとし、台南市民に別府の魅力を知ってもらい、観光往来で3市の結びつきがさらに深まるよう願った。
後藤市長は、宇佐市と台南市には深い縁があり、日本統治時代に台南に建設された烏山頭ダムに携わった水利技師の中島力男が宇佐市出身であることを紹介。宇佐市には宇佐神宮や歴史、文化、自然資源があるとし、3市が観光資源で相互に協力し、未来を共創できると信じていると述べた。
この日、台南市議会は群馬県みなかみ町議会と友好交流協定を締結した。調印式には黄市長や阿部賢一みなかみ町長が立ち会った。