(台南中央社)南部・台南市の黄偉哲(こういてつ)市長は23日、交流促進協定を結ぶ仙台市の郡和子市長と台南市政府で面会した。7月上旬の台風4号による被害に対し、仙台市から受けた支援に対する感謝状を郡氏に手渡した。
両市は2006年に協定を締結。今年6月には、締結から間もなく20年を迎えることを記念したイベントが仙台市で開かれ、黄氏が参加した。郡氏の台南訪問は、市長就任以来初めて。
黄氏は面会で、6月の仙台訪問の際には熱い歓迎を受けたと振り返り、今回、郡氏らと再会できて格別に親しみを感じたと言及。観光交流によって市民の相互訪問につながるとした上で、今後両市がより多様な交流を展開し、友情が次世代へ続くよう期待を寄せた。
郡氏は、訪問に合わせて台南市内で行われた仙台の観光講座やグルメ紹介イベントを通じ、台南市民に仙台のことをもっと知ってもらいたいとコメント。協定締結20周年を基盤に、両市の友好関係が長く続くよう願った。
仙台市からは野田譲市議会議長も訪問した。東日本大震災の時に台南から多くの支援が寄せられたため、今年の台風4号で台南が被害を受けた時には市議会が募金を発起したと説明。台南の復興に役立てばと話した。