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台湾・高雄で生産の茶葉 仏のコンテストで入賞 関係者「知名度向上に成功」

2024/11/29 14:25
高雄市六亀区の野生のチャノキから生産された茶葉(同市政府農業局提供)
高雄市六亀区の野生のチャノキから生産された茶葉(同市政府農業局提供)

(高雄中央社)フランスの非政府組織(NGO)AVPAが主催した2024年茶の国際コンテストで、南部・高雄市の野生のチャノキから生産された2種類の茶葉が銅賞と特別賞に当たるグルメ賞をそれぞれ受賞した。茶葉の生産を指導する高雄市政府農業局は27日、報道資料を通じ、高雄の山地で生産される茶葉の国際的な知名度向上に成功したと喜びを示した。

銅賞に「葉香白鑽茶」、グルメ賞に「醇香紅宝茶」が選ばれた。どちらも六亀区新発地域の発展を推進する新発社区発展協会が出品した茶葉で、今年9月には「葉香白鑽茶」が日本で開催された世界緑茶コンテストで金賞を受賞していた。

野生のチャノキは主に山林の険しい斜面に自生しており、肥料の投与や薬剤の散布が難しいため、栽培や収穫がしにくく、生産量は多くないとされる。

農業局によると、今月15~18日には台北市内で開かれた台湾国際茶葉博覧会でも野生のチャノキから生産された茶葉を出品。張清栄農業局長は「より多くの国内外の人たちに、高雄山地のお茶の独特さを知ってもらいたい」と期待を寄せた。

(蔡孟妤/編集:齊藤啓介)

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