(台南中央社)群馬県の伝統工芸品を紹介する特別展が27日、南部・台南市の総爺芸文センターで始まった。11品目57点の工芸品を展示する他、28、29日には沼田市の老神温泉大蛇まつりで行われる大蛇みこしの練り歩きや桐生織の和服ショー、桐生八木節のステージなどが行われた。大蛇みこしが台湾にやって来るのは今回が初めて。
展示されているのは桐生織や伊勢崎絣などの織物や藤岡鬼面瓦、迦葉山天狗面、高崎だるま、ぐんまのこけしなど。大蛇みこしは全長20メートルで、重さは約100キロに達する。開幕初週の週末には、高崎だるまやこけしの絵付け体験、浴衣体験なども実施された。
29日に開かれた開幕式に出席した黄偉哲(こういてつ)台南市長は、同展を通じて群馬の文化への理解を深めてもらえればと話した。
同センターは日本統治時代の1912(大正元)年に供用開始された明治製糖の工場と本社を再利用した文化施設。同センターでは2015年から年1度、日本の伝統工芸品を紹介する「和風文化祭」を開催し、毎年テーマを変えて各地の工芸品を展示している。今年は群馬県をテーマに選んだ。
12月15日まで。