(台北中央社)中秋節(中秋の名月)の17日、台北市立天文科学教育館は夜7時半から望遠鏡を通した月の映像を同館のユーチューブチャンネルで生配信する。公的研究機関の工業技術研究院が言語生成AIを用いて開発したバーチャル解説者が、中秋節にまつわる天文知識を紹介するという。
同館によれば、同日夜の月は満月ではないものの、地球との距離が近く、通常より大きく見えるいわゆる「スーパームーン」に当たる。さらに月と土星が近づくのも今年の中秋節の特徴で、午後6時22分(台湾時間)に最も接近する。時間をかけて観察すれば、月と土星が近づいたり離れたりする様子が見られるという。
同館は生配信の他、特別イベントも実施。午後5時以降は展示エリアを無料で開放し、夜8時まで延長して開館するほか、屋外での音楽ライブ開催や望遠鏡の設置などを行う。