(屏東中央社)南部・屏東県の屏東大学は3月、弘前大学の各分野の研究者が地方創生における大学と地域の連携についてまとめた書籍の中国語訳版を出版した。発表会が29日、屏東大屏商キャンパスで行われ、同大の陳永森学長は、書籍の翻訳によって日本の経験を参考にしたい考えを示した。
屏東大と弘前大は2018年に大学間交流協定を締結。以来、相互訪問や座談会の開催などで交流を行ってきた。19年6月には屏東大の簡光明人文社会学部長(当時)らが弘前大を訪れ、台湾と日本の地方創生に関して交流した。
屏東大によれば、今回の翻訳は同大が進める教育部(教育省)の大学の社会的責任(USR)地方創生計画の一環で実施された。書籍は今後、同計画に関連する学内のプログラムの教科書として利用されるという。