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手の甲に入れ墨施した先住民女性が死去 享年100歳 文化部が表彰へ/台湾

2023/11/08 16:46
ルカイ族伝統の入れ墨を両手に施した杜秀英さん(文化部提供)
ルカイ族伝統の入れ墨を両手に施した杜秀英さん(文化部提供)

(台北中央社)台湾原住民(先住民)族ルカイ族伝統の入れ墨を両手に施した杜秀英さんが5日に亡くなったことが分かった。享年100歳。文化部(文化省)は7日、文化や芸術に功績を残したとして杜さんを表彰する方針を示した。

史哲(してつ)文化部長(文化相)は報道資料を通じ、哀悼の意を示した他、入れ墨の保存活動や儀式に積極的に取り組み、台湾の歴史と無形文化資産に重要な印を残したと杜さんをたたえた。

文化部は手の入れ墨について、施した模様によって社会的地位や家族の系譜、財力を示し、ルカイ族の文化と密接なつながりがあるとし、ルカイ族にとって重要な歴史的意義と民族文化を表すものだと説明した。

杜さんは1924(大正13)年生まれ。南部・屏東県三地門郷アウバ(青葉)集落で暮らし、9月15日には県政府が保持者として認定していた。

(邱祖胤/編集:齊藤啓介)

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