(台北中央社)米カリフォルニア大学ロサンゼルス校のUCLAブルーイン・マーチングバンドが、10月10日の双十国慶節(中華民国の建国記念日)に行われる祝賀式典でパフォーマンスすることが分かった。22日、非政府組織(NGO)中華文化総会と式典の準備委員会が発表した。訪台中には、南部・嘉義県を訪れ、現地の高校生らと交流を図る予定。
同マーチングバンドは「純金のサウンド」と称され人気を博す。訪台は台湾のスポーツ関連団体関係者の働きかけで実現した。パフォーマンスは3部で構成され、スポーツ大会での応援時に必ず演奏されるという楽曲も含まれる。
文化総会の李厚慶秘書長は、米国のパフォーマンス集団が式典の舞台に上がることで、台米の民主主義陣営の友好ぶりを目の当たりにできると語った。また同式典に米国の団体が参加するのは、1961年に米軍の航空機が式典に合わせてグアムから敬意を込めて飛来して以来だとし、楽しみだと述べた。
嘉義県では国立故宮博物院南部院区や台湾原住民(先住民)族ツォウ族に関連する文化施設などを訪問する他、東石中学校や竹崎高校のカラーガード部と交流する。
式典には東京農業大第二高校(群馬県高崎市)の吹奏楽部「エメラルドナイツ」らも招かれている。