(台北中央社)台北市立動物園は9日、北海道釧路市の蝦名大也市長率いる訪問団が11日と12日、同園を訪問すると発表した。12日には日本の特別天然記念物タンチョウヅルの保護活動を紹介し釧路市の観光PRを行うという。
同園には2011年、絶滅危惧種の生息域外保全のため、釧路市動物園からつがいのタンチョウヅルが無償貸与された。2羽の間には昨年、自然繁殖による赤ちゃんが生まれた。蝦名市長はその際、ひな一家に会いに来る意向を示したが、新型コロナウイルスの影響で延期となった。
生後6カ月近くで「こんにちは」を意味する台湾語「哩鶴」(リーホー)と名付けられたひな。台北市立動物園によれば、釧路市動物園の協力の下、順調に育っている。体の大きさも羽の色も成鳥と同じようになった。
一行はタンチョウヅルに対する認識を深めてもらおうと、ツルがあしらわれた春節(旧正月)の飾り物「春聯」を書くイベントも実施する。
(陳昱婷/編集:荘麗玲)