(台北中央社)国防部(国防省)は21日、同日午前6時までの24時間に、中国の軍用機延べ34機が台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越え、台湾の南西と東の空域に進入したと発表した。同部は、国軍が軍用機や軍艦、沿岸部に配備するミサイルシステムで厳密に監視し対処したとしている。
同部によれば、同期間に台湾海峡周辺での活動を確認したのは主力・補助戦闘機や無人機、ヘリコプターなど延べ36機。一部は中部・台中から約58カイリ(約107キロ)や北部・基隆から約40カイリ(約74キロ)、台湾本島最南端・ガランピ(鵝鑾鼻)から約37カイリ(約69キロ)の空域まで近づいた。
同海域では軍艦も延べ7隻確認したという。