(台北中央社)中国福建省に近い金門県の陸軍金門防衛指揮部は8日、同県の二胆島と猛虎嶼にある守備隊対空監視所が午前9時過ぎと午後2時過ぎに、中国の民間用無人機(ドローン)を探知したと発表した。信号弾を発射した他、飛行を妨害するドローンガンを使い、追い払ったとしている。
中国のドローンを巡っては先月29日、二胆島に飛来して同島に駐屯する軍の様子を撮影し、その後動画がインターネットに公開されていた。
同指揮部はドローンによる妨害行為について、警備に関する教育を強化した他、防衛への意識を高めたと説明。基地や施設、陣地の偽装を規定通り行っているとし、突発的な状況において即時に対応できると強調した。