(台北中央社)国防部(国防省)は13日、同日午前6時以降に中国の軍用機延べ28機が、台湾海峡の暗黙のラインである「中間線」を越えたり、中間線の延長線上を越えて台湾南西の空域に進入したりしたと発表した。
国防部によると、台湾周辺の空域で確認したのは「殲10」戦闘機や「殲16」戦闘機、「空警500」早期警戒機、無人機など延べ35機。一部の戦闘機はバシー海峡を越えて西太平洋に入り、空母「山東」とともに海空統合訓練を実施した。同部は国軍が統合監視手段を用いて関連の海空域の動向を厳密に把握するとともに、待機させていた軍用機、軍艦を派遣し、沿岸防衛巡航ミサイルで適切に対処したとしている。
同部は11日午前、「山東」が訓練のために西太平洋に入ったと発表していた。
同部は併せて、台湾のミサイル駆逐艦「基隆」が「山東」を監視する様子を捉えた写真も公開した。