(桃園中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は11日、北部・桃園市内の軍事施設を訪れ、初めて女性予備役が参加した訓練を視察した。蔡氏は、台湾は世界の民主主義防衛の最前線にいるとし、一致団結し、性差なく国を守る決意を世界に見せようと呼び掛けた。
蔡氏は予備役を再訓練する「教育召集」を通じて、元兵士らに戦時のさまざまな状況への対応を熟知してもらえるとあいさつ。参加した一人一人が自分のふるさとを守れるようになると語った。
また予備役の参加で戦力を増強できるばかりか、後方支援の強化が可能だと強調。国防部(国防省)に対しては今回の訓練の経験を基に見直しと調整を行うよう求めるとし、今後さらに多くの女性予備役が参加することを望むと述べた。
今回の訓練は5日間の日程で8日に着隊手続きが行われ、女性は14人が参加した。