(台北中央社)米軍が19日にフェイスブック上で公開した訓練の様子を写した写真に、中華民国(台湾)陸軍兵が写っていることが分かった。このことに関して、国防部(国防省)はコメントを避けているが、軍関係者は20日、中央社の取材に、台米間の軍事交流は長年行われていると語り、今回の写真は軍事教育課程のものだと説明した。
写真は、米陸軍第16騎兵隊第2大隊がジョージア州フォート・ベニングで士官を訓練する米陸軍機甲幹部初級課程(ABOLC)のフェイスブックに公開された。訓練を行ったと説明しており、胸元に「中華民国陸軍」と書かれた迷彩服と眼鏡を着用した兵の姿が確認できる。
一部メディアは、米軍から購入するM1A2Tエイブラムス戦車に関して訓練を受けているのではと指摘したが、軍関係者は、来年84人を6~9カ月間米国へ派遣するとして否定した。