日本向けに自主制作した台湾観光PRのミュージックビデオ(MV)で注目を浴び、10月に死亡が公表されたシンガーソングライターのサンディー(黄小玫)さんが、生前に制作した映像作品「カミングホーム(回家看你)」が12日、インターネット上で公開された。中国・福建省に近い離島、馬祖の魅力を伝えており、連江県政府は感謝を示している。
県政府交通旅遊局が14日に発表した報道資料によると、作品はサンディーさんが初めて馬祖を訪れた様子を記録したもので、音楽や映像で現地の風景と人情、静けさを伝えている。
映像は南竿や北竿、東莒などで撮影され、馬祖を代表する赤いちょうちん、海に面した芹壁集落、ヤコウチュウが光り輝く光景などが収められている。
同局は、サンディーさんが台湾の美しい大地に対して真摯に向き合って創作活動をし、音楽と映像を通じて感動を記録して、見る人に他とは違った馬祖の魅力を紹介してくれたと感謝を表明。馬祖の静けさや温度、生命力を感じてほしいと期待を寄せた。


