南部・台南市の農業部(農業省)台南区農業改良場は紫色のアスパラガスの新品種「台南5号」を開発した。紫アスパラの品種が台湾で育成されるのは初めて。南部ではほぼ1年中ハウス栽培できるという。
紫アスパラは口当たりが柔らかく、アントシアニンも豊富に含まれることから、消費者から好まれている。だが、海外から持ち込まれた品種は台湾の夏の高温下では穂先が開きやすく、生産量も落ち込むという課題があった。同改良場は8年以上をかけて、暑さに強い新品種の育成に成功した。
(楊淑閔/編集:名切千絵)