台北市北投区にある北投中学校にある、日本統治時代からの変遷を記した開校記念碑が、同市の文化資産(一般古物)として登録されることが決まった。台北市立文献館が14日、明らかにした。
北投中の陳沢民校長によれば、同校は1914年に日本人だけが通える北投小学校として開校。戦後は一時機能を停止したものの、地元の人たちが次世代の育成のため資金集めに奔走し、46年に北投初級中学として生まれ変わったという。
石碑の背面には資金を寄せた人の名前が書かれている。陳校長は生徒に対し、先人の努力に感謝しながら勉学に励み、将来はより多くの人を助けられるようになってほしいと伝えていると語った。