21日午前0時17分ごろ、南部・嘉義県を震源とする地震があり、同県で最大震度6弱を観測した。南部・高雄市政府警察局三民第一分局は、地震発生後にインターネット上でデマを流した市内の39歳の男を同日午前11時40分に逮捕した。
同分局によれば男は、同市内の建物が燃えている写真に「地震」の2文字を添えてインターネット上に投稿した。警察がその後の調べで、実際には火災が起きていないことを確認し、デマが拡散されたと判断。夜通しで捜査を行い、地震発生から半日以内に逮捕した。
男が投稿した写真について、一部メディアは地震発生前の20日に市内で起きた倉庫火災のものだと報じている。
同分局は、災害防救法違反と刑法が定める恐嚇公衆罪の容疑で台湾高雄地方検察署に送致するとしている。