台北市と北部・桃園市を結ぶ空港線を運営する桃園メトロ(MRT)は16日、累積赤字が約32億台湾元(約150億円)に達し、運営コストが増加しているなどとして、来年1月2日から運賃体系を見直し、現行の特別運賃を取りやめると発表した。実質的な値上げとなる。
空港線では運賃徴収開始以来、全区間で通常運賃より10台湾元(約46円)値引きした特別運賃を適用していた。
新たな運賃制度では、空港第1ターミナル、空港第2ターミナル、空港ホテル各駅を利用する際の運賃を通常運賃とし、その他の駅間で利用する際には通常運賃より5元値引きした特別運賃を適用する。
また共通定額定期券「TPASS」の価格は変わらないが、桃園メトロが独自で発行する定期券は割引率をよりお得に見直すとしている。