中部・台中市で8月、カーシェアリングサービスを利用した男性が車内に20万台湾元(約90万円)余りの現金があるのを発見した。現金は男性が派出所に持ち込み、翌日、持ち主の元に無事戻った。台中市政府警察局第五分局が19日、知らせた。
現金を発見した黄さんは家族と共に台中を訪れ、観光を楽しもうとカーシェアリングを利用。車のドアを開けると、助手席に大量の札があるのを発見した。カーシェアのカスタマーサービスに連絡すると、前の利用者に受け取りに行くよう伝えるとし、現金をダッシュボードに入れておくよう指示されたというが、トラブルが起きるのを心配した黄さんは警察に届け出ることに決めた。
持ち主は警察に対し、高速鉄道(新幹線)の時間が迫っていたため、うっかり現金を置いて車を降りてしまったと説明。お金をくすねない親切な人に巡り合えて幸運だと話しているという。