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妻夫木聡さん、2年連続で台湾観光アンバサダー就任 再訪台で「ただいま」

2025/09/17 18:00
2年連続で交通部観光署の日本市場向け観光アンバサダーに就任した妻夫木聡さん=9月17日、台北市
2年連続で交通部観光署の日本市場向け観光アンバサダーに就任した妻夫木聡さん=9月17日、台北市

(台北中央社)俳優の妻夫木聡さんが交通部観光署(観光庁)の日本市場向け観光アンバサダーに昨年度に引き続いて就任し、17日に台北市内で開かれた記者会見に出席した。妻夫木さんは「ただいま帰ってまいりました」とあいさつし、「台湾は僕にとって大切な場所。戻って来ると『ただいま』と自然と口から出てきてしまう」と台湾への愛をのぞかせた。

これまでに何度も台湾を訪問している妻夫木さん。観光署によれば、妻夫木さんが台湾好きであることや、幅広い世代で好感度が高く、大きな影響力を持つことが起用継続の理由だという。

昨年度の台湾観光PRフィルムでは、台北や日月潭(中部・南投県)、阿里山(南部・嘉義県)、北東部・宜蘭県を訪れたが、今回は南部・台南や高雄を訪問し、寺廟文化や伝統市場などを体験した。

妻夫木さんは前日の撮影後に訪れたレストランで偶然居合わせた高齢の人々から「知っているよ」と声を掛けられ、台南名物の牛肉湯(牛肉スープ)の食べ方のレクチャーを受けたエピソードを紹介。「隣のテーブルの方でも心と心の距離が近い。台湾は本当にそういう温かい場所だと思う」としみじみと話した。

また「(台湾には)僕自身もまだ知らない魅力がいっぱいあると思う。今回の旅で新しく知った場所やグルメ、いろんなことがある。そういう魅力をどんどん日本の方々にも伝えて、それぞれの思う“好き”を探しに台湾に来てくださるようにPRしていけたら」と意欲を示した。

記者会見では、お気に入りの台湾スイーツだという「かき氷」のトッピング実演を披露。マンゴーや芋円(タロイモ団子)、タピオカ、スイカ、緑豆などをたっぷりとかき氷にのせ、顔をほころばせた。一口食べた後、スプーンを再度かき氷に伸ばすと、司会者から「もう一口ですか」と突っ込まれ、ちゃめっ気たっぷりに「ダメ?」と返して会場を笑わせた。

妻夫木さんが出演する今年度のPRフィルムは来月中旬に公開予定。今月25日から28日まで愛知県で開かれる旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸」の台湾パビリオンにも登場する。

観光署国際組の黄易成組長は取材に対し、今年上半期(1~6月)に台湾を訪れた日本人は前年同期比で11%増加したと説明。妻夫木さんの影響力を借り、下半期も伸びを維持したい考えを示した。

(名切千絵)

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