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中国軍事演習/日本の外務省が中国に「懸念」伝達 林外交部長が感謝表明 台湾周辺での軍事演習で

2025/12/31 18:14
日本と中華民国の国旗(資料)
日本と中華民国の国旗(資料)

(台北中央社)中国軍が台湾周辺で軍事演習を実施したのを受け、日本の外務省は31日、「わが国の懸念を中国側に伝達した」との報道官談話を発表した。林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)は同日、日本の対応に対し「歓迎と感謝」を表明した。

日本側は今回の軍事演習が「台湾海峡において緊張を高める行為」だと指摘。台湾を巡る問題は、対話により平和的に解決されることを期待するのが日本政府の従来から一貫した立場だとした上で、台湾海峡の平和と安定は国際社会全体にとって重要だとした。

外交部(外務省)は報道資料を通じ、中国はこれまで幾度も台湾周辺で大規模な軍事演習を行い、地域の平和と安定を破壊してきたが、その度に日本政府は中国に対して公に懸念を伝え、国際社会に対して台湾海峡の平和と安定を注視するよう呼びかけていると述べた。

また、米国や日本、欧州連合(EU)など世界の民主主義陣営の国々が継続的に協力して権威主義の拡張に反対し、台湾支持などを呼びかけていることを、同部として喜ばしく感じていると言及。わが国は防衛能力の強化に注力し、友好国と協力して規則を基礎とした国際秩序を守り、さらに世界やインド太平洋地域の平和と安定、繁栄を共同で促進していくとした。

(編集:田中宏樹)

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