南部・嘉義市の景勝地「蘭潭」の姉妹亭には、白いクマの大型オブジェ「大白熊」がお目見えした。池のほとりのベンチに座り、水面を静かに見つめている様子で訪れた人々に癒やしを与えており、お披露目と同時に新たなフォトスポットになっている。
蘭潭は市の北東部にあり、敷地面積約70ヘクタール。今から300年以上前に、オランダ人(荷蘭人)によって池として掘られたことから「蘭潭」という名がついたという。日本統治時代には、ダムが作られ、蘭潭は浄水場の貯水池として機能するようになり、現在でも市の水道水や農業用水の供給源となっている。
同市は1日に発表した報道資料で、大白熊はただのかわいいインスタレーションにとどまらず、市の生活リズムと都市が持つ感情を具体的な景色に変えた作品だとアピールした。
同作を手掛けた芸術家の荘信棠さんは、大白熊について、アートを身近に感じてもらい、人々が足を止めて都市と対話するきっかけになればと期待を寄せている。
大白熊のオブジェは蘭潭の他に、台湾鉄路(台鉄)の嘉義駅前広場や旧北門駅前の小さな公園「沈睡森林」にも一つずつ設置されており、それぞれ異なる表情を見せている。
