(台北中央社)軽度台風(台湾基準)台風4号は6日午後11時40分ごろに南部・嘉義県に上陸した。勢力を弱めながら台湾本島の西部地域を縦断し、7日午前6時ごろに北部・新竹県と桃園市の県市境付近から台湾海峡に抜けた。中央気象署(気象庁)は台北市を含む8県市に発表していた陸上台風警報を午前11時半までに解除した。
気象署によれば台風4号は7日午前11時現在、台北の北約130キロの海上を、時速12キロから7キロに速度を落としながら、北北東から北西に進路を変えて進んでいる。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は33メートル。
気象署の伍婉華簡任技正(上級技師)は中央社の取材に対し、台風が嘉義から台湾本島に上陸するのは記録が残っている1958年以来初めてだと説明した。