(台北中央社)中度台風(台湾基準)台風4号は6日午後3時現在、勢力をやや強めながら台湾に接近している。中央気象署(気象庁)は、台湾本島全域と離島・澎湖県に海上陸上台風警報を発令し、警戒を呼びかけている。
台風4号は午後4時現在、澎湖の南南西約160キロの海上を、時速27キロから21キロに速度を落として北北東に進んでいる。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は45メートル。
台風の影響で、6日は南部・嘉義市、嘉義県、台南市、高雄市、屏東県、東部・台東県の一部、澎湖県で全日または午後からの休業休校措置が取られている。中部・台中市、彰化県、雲林県、南投県では午後6時から休業休校となる。
また、中部・苗栗県、台中市、彰化県、南投県はすでに7日の休業休校措置を決めた。北部の台北、基隆、新北、桃園各市は、6日午後8時に翌日の休業休校措置について発表するとしている。
マンダリン(華信)航空とユニー(立栄)航空は6日の国内線全便を欠航とした。その他の航空会社の国際線も、日本線を含め一部で欠航や時刻変更が出ている。
(編集:田中宏樹)