(台北中央社)台湾鉄路(台鉄)は、5月に宗教行事「媽祖巡行」(進香)を行う中部・苗栗県通霄鎮の廟、白沙屯拱天宮とコラボレーションした弁当を18日から販売する。副菜には、通霄鎮で生産される彩り豊かなトウモロコシやラッカセイが取り入れられる。
同廟の媽祖巡行は、台湾で広く信仰される航海の女神、媽祖の像が載せられたみこしと共に、信者らが中部・雲林県の北港朝天宮との間を練り歩くもの。今年は5月1日から11日にかけて行われる。
台鉄によれば、弁当は福や平安を象徴して「福安弁当」と名付けられた。秘伝の調味液で煮込んだ豚肉がメインのものと、肉類を使わず、魚に似せて作った菜食主義者向けの食材を主菜にしたものの2種類が用意される。
いずれも130台湾元(約570円)。台鉄の台中駅、彰化駅、新竹駅と高速鉄道(高鉄)の台中駅構内にある台鉄弁当店で5月11日までの毎日、各店の昼食の営業時間中に販売される。