(屏東中央社)南部・屏東県車城郷の温泉地、四重渓の公衆浴場で26日、老朽化による建て替え工事の起工式が行われた。周春米(しゅうしゅんまい)屏東県長は、四重渓温泉のブランドを立ち上げて、交通アクセスを改善し、気持ち良く温泉を楽しんでもらえるよう取り計らうと語った。
周県長は、四重渓温泉はアルカリ性炭酸泉で、日本統治時代に開発され人気となったものの、施設の老朽化で行楽客のニーズを満たせなくなったなどとして、日本の温泉文化を参考に、浴場を現代風に建て替え、周辺環境の美化、緑化を進め、関連の設備を整えると説明した。
また新型コロナウイルスの収束後、インターネット上で台湾人の旅行先として屏東と沖縄が比較されていることに触れた上で、四重渓温泉を含む景勝地、落山風風景特定区の自然環境は沖縄に劣らないと魅力をアピールした。
県政府交通旅遊処によると、新しい公衆浴場は2026年11月1日までの完成を予定し、男湯、女湯とも1度に20人が入浴できるようにするという。