(高雄中央社)南部・高雄市を走る高雄メトロ(MRT)レッドラインの新たな延伸区間、岡山高医―岡山駅間が6月30日、プレ開業した。この日行われた関連式典に出席した頼清徳(らいせいとく)総統は、交通インフラは進歩、繁栄した都市に欠かせないとした上で、将来の高雄の進歩が見えると語った。
頼総統は、メトロの効果は道路建設よりも大きいとし、もしさらに延伸して台南市までつながれば、産業効果は必ず倍増すると期待を寄せた。
同じく式典に出席した陳其邁(ちんきまい)高雄市長は、高雄と台南がメトロでつながった場合、市民の往来はより緊密になると強調。また8月31日までは交通系ICカードなどの利用で、延伸区間の運賃が無料になるとアピールした。
高雄市でメトロ建設を担う高雄市政府捷運工程局は、岡山駅で台湾鉄路(台鉄)と乗り換えができるとし、通勤や通学、通院などの利便性と安全性の向上が図れるとしている。