(東京中央社)交通部(交通省)観光署(観光庁)と京浜急行電鉄は7日、台湾観光をPRする特別ラッピング電車「ビビビビ!台湾号」の運行を開始した。車体の内外に台湾の要素をちりばめたデザインや広告を施し、魅力をアピール。東京・品川駅で同日に開かれた出発式に出席した観光署の方正光(ほうせいこう)主任秘書は、日本の人々にもっと台湾旅行に来てほしいとあいさつした。
車体側面には「台湾」の文字をデザイン。車内には台湾の観光スポットを紹介する広告やパイナップルの実、茶葉、ランの花をあしらったポスターを掲示し、癒やしを与えている他、日本の旅行代理店13社や航空会社6社がそれぞれ台湾の豊かな自然や文化に触れられる名所を紹介する。
方主任秘書は、車内に掲示されている台湾の旅行や文化、風景は必ず日本の人の心を動かし、台湾訪問を促進するだろうと期待を示した。
台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の周学佑(しゅうがくゆう)副代表は、今年1~5月に日本を訪れた台湾人は過去最高の延べ200万人に達したことに言及。小籠包やマンゴーかき氷はとてもおいしいとして、日本人の台湾来訪を呼びかけた。
京急電鉄は2015年、台湾鉄路(台鉄)と利用拡大を目指して友好鉄道協定を結ぶなど、台湾とのつながりが深い。台湾観光協会東京事務所によれば、特別ラッピング電車は9月28日まで運行されるという。