(屏東中央社)台湾鉄路(台鉄)とJR四国は19日、南部・屏東県枋寮駅で、それぞれが運行する観光列車「藍皮解憂号」(憂さ晴らし号)と「藍よしのがわトロッコ」の姉妹列車協定を結んだ。双方は鉄道観光のさらなる発展に期待を寄せている。
藍皮解憂号は2020年に普通列車としての運用を終えた非冷房の旧型客車を改修し、翌年から運行を開始した。南部と東部を結び、太平洋の風景が見られる南廻線を走る。藍よしのがわトロッコは20年から徳島の文化や沿線の歴史、食を体感できる列車として徳島線を中心に運行している。
締結式には台鉄の劉双火副総経理(副社長)とJR四国の長戸正二専務・鉄道事業本部長らが出席した。
長戸氏は、双方の列車には「藍」の共通点があるとし、台鉄とさまざまな協力を計画していると語った。劉氏は、協定締結で列車の知名度を高め、台日鉄道文化交流と観光発展を促進させたいと話した。
JR四国によると、21日からは藍よしのがわトロッコ車内で台湾ビールを販売する予定だという。