(台北、新竹中央社)国定古跡に登録されている北部・新竹市の台湾鉄路管理局(台鉄)新竹駅の整備計画に関し、台湾鉄道・国土計画学会は25日、都市再生計画として実施された東京駅周辺整備プロジェクトを手本に、古跡の復元や都市再生に着目して計画を推進するよう提言した。
新竹駅整備計画は蔡英文(さいえいぶん)政権が推進する大規模インフラ整備計画の一つに位置付けられる。線路で分断された両側のエリアを通路でつなぎ、周辺地域に連続性を持たせることで地域活性化を図る。
新竹駅は日本統治時代の1913年に供用開始され、今年で100周年を迎えた。2015年には東京駅と姉妹駅を締結している。
整備計画を巡っては、線路の高架化や地下化を行うべきだとの声も出ている。同学会は、現行の計画は線路を真に利用でき、駅で足を止める人の流れを増加させることができるとし、高架化や地下化に反対の立場を示した。
新竹市は25日夜に公聴会を開き、各界の意見を聞き取るとしている。