(台北中央社)元宵節(今年は2月5日)を彩る恒例行事「台湾ランタン祭り(台湾灯会)」のメイン作品のデザインが3日、公開された。ロボットの形をしたウサギのランタンで、高さは22メートル。台湾では半導体産業が盛んなことから着想を得たという。
2001年以降、各都市が持ち回りで開催してきた同イベント。今年は23年ぶりに台北市で開かれる。元宵節当日の2月5日に開幕し、同19日まで続く。
交通部(交通省)観光局によれば、メイン作品は国父紀念館に設置される。19年以降は開催地の特色を生かした作品が続いていたが、今年はえとにちなんだウサギが採用された。
デザインを担当したのは、アーティストの李明道(Akibo)さん。「玉兎壮彩」と名付けられた同作は、さまざまなテクノロジーを駆使した特殊効果を取り入れたパフォーマンスを披露するという。
国父紀念館や台北市政府前広場の他、デパートや有名ブランド店が集まる信義エリア、日本統治時代のたばこ工場をリノベーションした松山文創園区、繁華街の東区を主な会場とし、さまざまな作品が街を明るく照らす。
蔣万安(しょうばんあん)市長は、台北の多様な特色や歴史ある都市の魅力をアピールしたいとし、より多くの人に台北を身近に感じ、好きになってもらいたいと語った。