(台北中央社)交通部(交通省)観光局が、今月31日に日本からの観光視察団25人の受け入れを特例として計画していることが、23日までに分かった。実現した場合、新型コロナウイルスの流行後としては台湾が海外からのツアー客を初めて受け入れることになる。
関係者によると、訪台するのは主に旅行業関係者で、台湾到着後の隔離措置は免除する方針。来月3日まで、4日間滞在する。北部・新北市の人気観光地「九份」や同・台北市の超高層ビル「台北101」、岸田文雄首相の曽祖父が同・基隆市で経営していた呉服店が入った建物などを訪れる予定。台湾の旅行業者や観光局職員らとの交流も行う。
交通部の職員によれば、視察団の参加者は一般市民と接触することはなく、訪問する場所は全て貸し切るという。滞在日数が短いことから、北部や観光局管轄下の国家風景区管理処などを中心に巡るとしている。