(雲林中央社)日本統治時代に建設された旧浄水場を再利用した中部・雲林県北港鎮の文化施設「北港水道頭文化園区」で1日、夜間ライトアップが始まり、台湾でここだけにしかない十角形の給水塔などの建物が柔らかな光に包まれた。県は新たな観光スポットになることに期待を寄せている。
同園区の前身は「北港第一浄水場」。県文化観光処の資料によれば、1930(昭和5)年に完成し、1932年から1997年まで浄水場として使われた。2006年に県の古跡に登録され、2010年には園内の場長宿舎や職員宿舎、事務所、第一・第二揚水井が関連の歴史建築群として県の歴史建築に指定された。昨年には給水塔や宿舎群の修復が完了した。
同処の陳璧君処長は中央社の取材に対し、今後は給水塔や宿舎群を工芸館のような施設として活用したい考えを示した。