(台東中央社)東部・台東県で2日、今年で12年目となる「台湾国際バルーンフェスティバル」(台湾国際熱気球嘉年華)が開幕した。県の関係者によると、会場には約1万5000人以上の行楽客が訪れ、およそ20機の気球が大空に浮かぶ光景を楽しんだ。
台風の影響が心配されたが、この日の開幕式は予定通りに実施された。会場となった草原には1日夜からテントを張って鑑賞スポットの場所取りをする人の姿も見られた。
饒慶鈴(じょうけいりん)台東県長は、台湾にポジティブなパワーを与えるために、今年のテーマは「台湾にエールを」にしたとあいさつした。
会場は多くの若い家族連れでにぎわった。県観光協会の潘貴蘭理事長は中央社の取材に対し、行楽客の反応が良く、開幕式は成功したと強調。また宿泊施設全体の客室稼働率は7割を超えたと語り、一部では優待キャンペーンも行っているとして、予約をするなら今だとPRした。
県交通・観光発展処は、台東限定のハローキティ型気球の他、くまモンなど海外のキャラクターの気球が毎週登場するとして、来訪を呼び掛けた。