(台東中央社)南部・台南市と東部・台東県を結ぶ横断道路「南横公路」で1日、2009年の台風8号による土砂災害で通行止めとなっていた最後の区間が約13年ぶりに開通した。ドライブやツーリングを楽しむ多くの人がつめかけ、片側交互通行での復旧となった大関山トンネル周辺では渋滞も発生した。
今回開通したのは、南部・高雄市天池から台東県向陽まで約20キロの区間。高雄市内でキャンプ場を営む陳金山さんは、全線開通でさらに多くの行楽客が訪れると期待を寄せる。
台東県側でホテル「天龍飯店」を経営する張さんはこの日、中央社の電話取材に「13年ぶりに予約客でいっぱいになった」と喜びの声を上げた。沿道にテントを張る人の姿も見られた。
南横公路を管理する交通部(交通省)公路総局によると、火・木曜日以外の午前7時から午後2時まで走行が可能だという。大型のバスやトラックの通行は禁止するとしている。