(台北中央社)交通部(交通省)観光局は19日、南部・高雄市で来月に開催される台湾ランタンフェスティバル(台湾灯会)のメイン作品を発表した。主会場の一つが鳳山区にあることにちなんで、草書の「鳳」の字に発想を得たデザインになっており、台湾固有種のミカドキジが翼を広げ飛び立とうとする様子が表現された。
同フェスは毎年旧暦1月15日の元宵節に合わせて行われ、今年は2月15日~同28日に開催される。高雄で開かれるのは20年ぶりで、沿海部の愛河湾と大型文化施設のある衛武営都会公園が主会場となる。
王国材(おうこくざい)交通部長(交通相)は、2010年に実施された旧高雄市と高雄県の合併による融合と互恵的な発展の成果を見ることができるとアピールした。
張錫聡(ちょうしゃくそう)観光局長は、「鳳」の1画目は台湾の形になっており、「台湾ファースト」、「台湾優先」の意味が込められていると説明。「金属が編み込まれて作られた台湾の形は、台湾の新たな姿を表現している」とし、「世界中の人に見てもらいたい」と語った。
また会場で配布される手持ちランタンもお披露目された。民間信仰で子供の守り神とされる「虎爺」をモチーフにしたもので、子供の平安と疫病の収束を願うデザインになっている。