(台北中央社)文化部(文化省)が所管する行政法人、台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(文化内容策進院、TAICCA)は13日、新任の董事(役員)に俳優のリン・チーリン(林志玲)さんとチェン・シャンチー(陳湘琪)さん、プロデューサーの劉思銘さんが就任すると発表した。TAICCAの董事長(会長)で文化部政務次長の王時思氏は、団体の専門性向上に期待を寄せた。
TAICCAは台湾の文化コンテンツの産業化や国際化を目的に、人材育成や市場性を重視したコンテンツ制作、資金投資などに取り組んでいる。
王氏は報道資料を通じ、世界の文化コンテンツ産業が急速に再編される中、台湾の競争力は土地が育んだ感性と創造力にあると言及。3人の新任董事がそれぞれの専門分野で積み重ねてきた実践経験と国際的な視野こそ、今のTAICCAが最も必要としている力だと語った。
▽ リンさんに「不適任」の声も=過去に中国「国慶節」祝う投稿 政府が見解発表
リンさんの就任について一部メディアが12日夜に報じた後、ネット上などでは不適任だとする声も上がった。リンさんが過去に中国のSNSで、中国の「国慶節」を祝う投稿をしていたことが背景にある。
これに関連し、行政院(内閣)の李慧芝(りけいし)報道官は14日の記者会見で、対中政策を担う大陸委員会が昨年、中国で「統一戦線」に関わる発言をした芸能人20人以上をリストアップし、李遠(りえん)文化部長(文化相)がこれらの芸能人に私信を送ったと説明。多くの返信があり、中には中国で活動する際に受けている圧力について記した人や、問題となった表現について把握していなかったとする人もいたと明らかにした。
その上で、李遠氏が当時、台湾が「皆の共通の家」であることを実感し、芸能人たちが台湾へ戻り、世界に台湾を見せてくれることを歓迎する考えを示したと言及。政府としてもより多くの芸能人や文化関係者が共に台湾の文化コンテンツを海外へ発信し、台湾の物語を世界の舞台で輝かせるよう期待していると強調した。