(台北中央社)国防部(国防省)は7日、兵営内での適度な飲酒を認めるかについて、慎重に検討するとした上で、現時点で解禁の決定は下していないと説明した。「国軍の戦闘準備業務に影響しない」ことを最優先に考え、軍人のニーズや部隊の任務の特性、僻地駐屯などにも配慮して検討するとした。
同部は、軍の将校や兵士が兵営の外で飲酒し、酒気帯び運転などで刑事追訴や行政処分を受ける状況が時折生じていると指摘。これを考慮し、他国の軍事規則を参考にしたところ、兵営内での適度な飲酒を認めることは軍人のストレス軽減や部隊の規律管理につながり、確かに利点があることが分かったとした。
同部は中央社の取材に対し、兵営外での飲酒や公務上で許可を得て兵営内で飲酒する行為はいずれも国軍の現行の規則では違反に当たらないと説明した。