(台南中央社)台湾を通過した台風4号の影響で、南部・台南市北門区の廟、南鯤鯓代天府では6日午後11時過ぎ、ランドマークでもある山門が倒れた。同区や七股区の気象観測所では同日午後10時から2時間の間に、最大で風速54.6メートルの突風を観測した。
台風4号は6日午後11時40分ごろ、嘉義県布袋鎮に上陸した。布袋鎮の南隣の北門区をはじめ、台南市の北部でも強い風や雨が観測された。
廟によれば、山門は1983年に完成。高さ約14メートルで、安定性を高めるために柱は2列構造になっており、ヒノキの柱が12本使われていた。柱は最も太い部分で直径約82センチに達する。
廟の前は7日午前になっても冠水していたが、多くの信者らが様子を見に訪れた。同廟の分霊を受けた廟から巡礼(進香)に訪れた団体は、水の中を通って廟の内部へと歩みを進めていた。