(台南中央社)南部・台南市産のパイナップル約3トンが15日、日本に向けて出発した。同市の友好都市、北海道富良野市から注文を受けたもの。台南市が同日、報道資料で発表した。
報道資料によれば、出発したのは高級パイナップル「金鑽」で、食べごろに熟したものが空輸された。富良野日台親善協会が購入希望を取りまとめた。
2021年に中国が台湾産パイナップルの輸入を停止した際に同協会が購入支援を行ったことが主なきっかけとなり、両市は昨年8月に友好交流協定を締結した。
黄偉哲(こういてつ)台南市長は、同市産の農産品が国民外交の切り札になっていると言及。「台南の甘さ」が日本に届くのをうれしく思うとコメントした。