(台北中央社)長崎県平戸市の黒田成彦市長は28日、台北市の中央通信社(中央社)本社を訪問し、胡婉玲社長と面会した。観光促進や取材協力などで意見を交わした。
平戸市は台湾で英雄視される明代の武将、鄭成功の故郷として知られ、台湾との交流を深めている。黒田市長は29日に南部・台南市の鄭成功を祭る廟(びょう)で開かれる祭典に出席すると説明。平戸市が地域全体を宿泊施設として見立てて整備する取り組み「アルベルゴ・ディフーゾタウン」を進めていることや、鎌倉時代からの史跡などが市内に残っていることなどを紹介した。
胡社長は自身の祖先が鄭成功と共に現在の福建省から台南に渡って来たと紹介。鄭成功の生家が平戸市にあることに興味を示した他、今後も平戸市と中央社の関係を継続できればと期待を寄せた。
(田中宏樹)