(台北中央社)台北市の陽明山国家公園内の七星山登山歩道近くで14日午前、火事が発生した。大気汚染の観測機器から出火したとみられる。同日午後1時現在、延焼しており、消火活動が行われている。
午前11時17分に台北市政府消防局に通報が入った。消防車16台や指揮車4台、救急車1台が出動し、消防隊員など72人が現場に向かった。少なくとも約100平方メートルが燃えたとみられる。
火事により一帯への立ち入りが禁止されている他、路線バスが周辺のバス停への停車を見合わせている。
陽明山国家公園管理処の黄秀萍副処長は中央社の取材に対し、政府系研究機関が公園内に設置した大気汚染の観測機器が出火元だとみられるとした上で、正確な出火原因については今後調査が行われると話した。
火事発生後、同処職員が現場に向かい、その場にいた人々を避難させたという。