(新北中央社)2日午後6時過ぎ、台湾本島北側の離島、彭佳嶼の北東90カイリ(約167キロ)の海上を航行していた漁船「三協順26」から、火災が突然発生したと海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)に通報があった。3日午前9時の時点で2人が行方不明で、海巡署と日本の海上保安庁の船が共同で捜索を行っている。
漁船は先月26日に北部・新北市金山区の漁港を出港。台湾人船長1人とインドネシア人乗組員6人が乗っており、このうち乗組員5人は近くを航行していた船に救助された。やけどを負っているものの命に別条はないという。船長と乗組員1人の行方が未だ分かっていない。
日本メディアによれば漁船火災があったのは、石垣島の北北西約220キロの地点。沖縄県周辺海域を管轄する第11管区海上保安本部に対し、台湾側から救助協力の要請があったという。