(神戸中央社)台湾の航空会社、スターラックス(星宇)航空は18日、神戸空港に就航した。桃園国際空港を出発した便が同日午前、国際線第1便として神戸空港に到着した。
初便は満席となった。同航空は同日から台北(桃園)—神戸線を週3往復、台中—神戸線を週7往復運航する。機材にはビジネスクラス8席、エコノミークラス180席のエアバスA321neo型機を投入する。
神戸空港で開かれた国際線就航記念式典に出席した同航空の劉允富最高戦略責任者は、神戸は日本で11カ所目の就航都市だとし、同路線が台湾と神戸の交流において利便性の高い選択肢となるよう期待を寄せた。
劉氏によれば、神戸線の今月の予約率は台中便で81%、台北便で78%に達しているという。また、冬ダイヤで増便する見通しを明らかにした。
同航空は同日、持続可能な航空輸送の推進に向け、コスモ石油マーケティングとSAF(持続可能な航空燃料)の基本合意書を締結した。同契約では日本国産SAF20トンを取得する。同航空は神戸空港で日本産SAFを使用する最初の航空会社となる。1トンの航空燃料をSAFに置き換えるごとに、二酸化炭素(CO2)排出量を2.67トン減らせるという。